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2024 / 08 / 24  19:19

【GEN IZAWA】 New Brand.


Retikleです。

 

2024AWも続々入荷しているこの頃。

 

今回は2024AWから新しくRetikleにて取扱をスタートした、GEN IZAWAについてのご紹介。

 


GEN IZAWA(ゲンイザワ)

 

ブランドコンセプト【愛】

人に寄り添い、人を想い、誰かにとって幸せな時間を創造する。

ブランドテーマ【想い出】
時代を越えて受け継がれる想い。服を着る先には出会う人がいる。

その出会いから生まれた想い出が素敵なものになって欲しい。

想い出を重ねていける服。

人に、服に、全てに対して愛が深まる服。

 


井澤 元気
デザイナー / 古着屋オーナー

1985年、京都府生まれ。
2005年(株)アダストリアに入社。ショップマネージャーとして勤務した後、イギリス・フランス・アメリカへ行き、様々な「人・国・文化・歴史」に触れ「モノの奥にある背景を知る事の大切さ」を学ぶ。
2013年、様々な視点から世界各国のアイテムをセレクトする古着屋『TUNAGI JAPAN』を東京渋谷にてオープン。
2016年に自身のブランド「GEN IZAWA」を立ち上げる。
2022年より松山デザイナー専門学校の講師も務める。

 


 

オーナーである私が岡山ではなく東京にいた時代から、デザイナーの井澤氏とは以前より親交がありました。

井澤氏はヴィンテージ古着を取扱い、東京でも有名なショップとなっているTUNAGI JAPANの経営も行っており、

ヴィンテージに対する見識の深さも勿論ですが、情熱を素晴らしく持っている方。

デザインに対してのアプローチ、表現などはGEN IZAWAならではの物に仕上がっています。

 


 

デザイナーが自身で初めて買い付けたヴィンテージジーンズである1954年製Levi's 501ZXX。

そのディテールをベースに、不変的なルーズフィットに仕上げたデニムパンツ。

 

 

 

そのディテールとしてフロントVステッチ、センターベルトループズレ、バックポケットシングルステッチなど。

また、80年代のLevi'sの色落ちた褪色を再現し愛され続ける古き良きアメリカを表現。

 

アメリカ古着をベースにしながらも、パターン、シルエットは日本人の骨格に合うようにウエストとヒップを小さめに設定し、

野暮ったさがなくクリーン印象に仕上がっております。

 

長めの裾は溜めても、ロールアップでも。

 

 

どこか違和感のあるアシンメトリー。

80年代のWrangrarとLeeのデニムジャケットをアシンメトリーに配置したイメージのデザインとなっています。

 

 

 

アシンメトリーながら飽きのこない普遍的なバランス。

シルエットはスリムフィット。

サイズで遊ぶ事なく、あくまでベーシック。

 

 

体にフィットして動きを邪魔することがなく、美しい。

長年愛用できる、トレンドとは別の時流にあるデザイン。

 

 

straight denim pantsと合わせることで、アメリカの三大デニムブランドがデザインとして同時に揃えられるという遊び心も。

 

 

 

GEN IZAWAのデニムは全て岡山の井原市にある(株)クロキのデニム生地を使用。

また、縫製、加工は倉敷市で行い、全ての工程を岡山で制作。

使用しているデニムはヴィンテージLevi'sと同じく13オンス。

普遍的で長く愛用頂くにベストなファブリックです。

 

 


 

今回はデニムだけのご紹介となりましたが、

様々な発想から生まれたアイテムがまだまだございます。

 

これまでTUNAGI JAPANのみでの展開であったGEN IZAWAですが、

ご縁がありこの度Retikleでも展開する運びとなりました。

 

新しく始まったGEN IZAWAをどうぞよろしくお願いいたします。

 

Retikle オカモト


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2024 / 08 / 18  22:27

【SHINYAKOZUKA】ISSUE#5 2024AW New Arrival.

 

 


Retikleです。

お盆が過ぎて日が短くなり、少しずつ夏の終わりを感じさせるこの頃。

 

今回はSHINYAKOZUKAの新作のご紹介。

セットアップ着用が出来るアイテムを中心に紹介いたします。

 


みなさんのご馳走は何でしょうか。 

サーモン
納豆
赤ウインナー
ビール
チャーハン
フラットホワイト
カレー
ネギ
ハムカツ
ナスの漬物
パンオショコラ
チョコレートパフェ

僕はこう羅列すると何ともまぁ質素だな、と思いました。

持論ですが、人は、自分が生まれた季節が一番落ち着くのではないかと思っています。

冬生まれの僕は、

年末年始の慌ただしさ
街やテレビから流れる冬の曲達
セールに並ぶ人達
漫才番組
マフラーに積もる雪
芽を蓄えている木々
ごった返しの駅
旧友との再会

色、温度、ムード全てに落ち着きを感じます。 

雪国育ちの方にはふざけるな!それどころじゃない!とお叱りを受けるかもしれませんが、あまり雪の降らない街で育った僕にとっては、ロンドンにいた頃の冬に積もる雪がとても好きでした。

常日頃、街には色が多すぎると思っている僕にとっては、雪が降れば降るほど、街はアイス色の化粧を纏っていき、そのメイクアップを見るのがとても好きでした。冬というフィルターは自身にとってとても大切で、素敵な要素であります。

毎日ビールを飲むのですが、格別な瞬間が3つあります。

一つは、散歩しながら飲む時。
一つは、 休みの日に一日家から出ない!と決めて、朝から飲む時。
最後は、ランウェイ等の何かの節目の日の帰り道に飲む時です。 

どの視点の情景も僕にとってはご馳走の瞬間です。
数年前に、「酒が好きなのではなくて、ビールが好き」ということに気づいたのと似ていて、「ビールが好きなのではなくて、それを持っている時の情景が好き」だと思うのです。

前回のランウェイが終わった後に、コロナ前まで習慣化していたスイミングを再開しました。
久しぶりに水の中に潜るのはとても気持ち良く、時間をちゃんと作ってまた習慣化したいと思いました。
泳いでいる最中の水の中はとても幻想的で、静かで、色々なものが削ぎ落とされて、大切な何かだけ残るような感覚になります。
ただ、常に幻想的な水の中にいることは不可能で、少し漕いでは、呼吸をするために、時間を確認するために、重力のある現実世界に息継ぎをする。

二回漕いでは一回息継ぎ

はたまた一回漕いでは一回息継ぎ

その幻想と現実を行き来する、しないと長く泳げないというバランスが、今ブランドとしてやっていること、やらなきゃいけないこと、自身が求めているバランスなのかもな、と、泳いでは考えていました。

今回のタイトルは、パリで本屋に行こうとフラフラ歩いている最中に、本当に漠然と「晩餐」という言葉が頭に浮かんで、「晩餐〜晩餐〜」と頭の中でリズムをつけ歌いながら入った一件目の本屋の陳列に最後の晩餐の絵が描かれた冊子を見つけたのがきっかけでした。
本当に偶然の出来事なのですが、そういう偶然は大切にしたいじゃないですか。
ただそのまま最後の晩餐をテーマの言葉にしたり、モチーフにしたり、ものづくりの基点にするのは、とても恥ずかしく、抵抗がありました。そこからリサーチを重ね、ご馳走(feast)という言葉がしっくりくるなと思い、ご馳走について考えました。

食べ物はもちろんそうなのですが、冒頭に挙げたように質素なものだったので、自身にとっての「ご馳走」な時間、人、空間。 それら全てに当てはまるのが、「冬」でした。
とても私的なご馳走ですが、一番内側を一番外側で共有することがファッションだと思うので、自身のご馳走をみなさんに振る舞いたい、と思いました。

さらに、プール通いを再開し、泳ぐ前に一度頭の先まで潜るのですが、その初めの幻想への潜水がとても素敵で一番好きな瞬間で、そのきっかけを作る情景を描きたいと思い、
今回のタイトルは
’DIVE INTO WINTER FEAST’にしようと思いました。

SHINYAKOZUKAのファッションがあることで、みなさんの日常が、情景が、時間が、ご馳走になる。

友達とはしゃぐ時。
1人でお酒を飲む時。
しんどい時の次の日に無双な気分で街を歩きたい時。
エトセトラ。

そんなご馳走のプールを振る舞いたいです。
そして、思いっきりダイブしてもらいたいです。

「菊作り 菊見るときは 陰の人」という丹精込めて作った菊人形を、いざ人目の前に出すときには、作った本人は陰で見守っているといった意味合いの、
吉川英治さんの句がありますが、
みなさんのご馳走に囲まれた素敵な情景を、陰で顔出しをせずイメージしながら、ビール片手にニヤニヤしていたいと思います。
それもまた、僕にとってのご馳走です。

みなさんのご馳走は何でしょうか

電話をした時の母親の京都訛りのこちらの身体ばかり気遣う明るい声
実家に帰った時、ただいまと言った時の普段寡黙だった父親の満面の笑顔
何の変哲もない散歩道
スタッフたちが勤しむ姿
教え子達の輝く姿
部屋
大好きな人と食べる何でもない夕食
年末年始に幼い頃からの友人と飲んだ後に一緒に歩く夜道
普段言えない事を狂気を身に纏い、真っ直ぐに歌う憧れのミュージシャン達
冬の見た目
冬の匂い
冬の仕草
ファッションを描く事

僕はこう羅列すると何とも、まぁ。

 

ISSUE #5
‘DIVE INTO WINTER FEAST’
‘幻想へ潜水’ 

 



 

コンパクトなフィットのプルオーバーフーディー。

ショート丈に狭い肩幅。

なのに着心地は不思議と良いものに。

 

生地はタオルのようにパイル状に編むことで空気を含み、快適な着心地の裏毛を実現。

 

 

衿元には潜水服をイメージした、スナップボタンで取り外し可能なリブパッチを付けています。

 

 

定番で根強い人気を誇るORDINARYバギーパンツ。

深い2タックで全体のワイドシルエットの輪郭を構築しながら、腰回りのシルエットと裾にかけて広がるシルエットが特徴。

 

 

スウェット生地でありながらまるでスラックスのような落ち感のシルエット。

切りっぱなしの裾で引きずるような履き方をするのがオススメ。

セットアップ以外でも様々な使い方が出来ます。

 


 

今季も登場したANTIQUE JACKET。

 

アンティークのサックコートのように裾がハの字に広がるイメージのコンパクトなラペルドジャケットです。

ハイウエストのパンツとの相性は抜群。

 

 

立ち襟にして上部のボタンのみ留めて着て頂くと、より裾の広がりを強調させることが出来る仕様。

 



 

定番のスラックス仕様のBAGGY。

手紙やメールでのかしこまった文頭の挨拶の「Dear」をつけてフォーマルな品名にする遊び心も。

また、従来のBAGGYより股下を長くし、膝裏の切り替えを無くしたため、より生地の落ち感が強調されています。

生地も相まってワイドめのスラックスとして品があり、非常に適した一枚。

 

 

 

こちらも同生地のジャケット。


誰かと特定しない、それぞれが思う「彼」から借りたようなフィット感。

肘のあたりに肩線が来るくらいのドロップショルダーと、

二人分くらいの身幅をとった大胆なシルエットのスーパーオーバーサイズラペルドジャケット。

 

 

立ち衿での着用も可能。

 

 

生地は滑らかさと上質な光沢が特徴のカシミヤ混フラノ。

今シーズンのウール生地には冬のご馳走であるカシミアを混ぜたものを使用しています。

 

 

 

ジャストな身幅、着丈に特徴的な袖の太さのデニムジャケット。

シンヤコヅカならではのパターニングです。

 

 

無骨な生地でありながら袖口などを太くすることで、

レイヤードもしやすくジャストなようでジャストでない、

不思議な雰囲気に。

 

 

従来のシンヤコヅカのバギーにヨークやパッチポケットなど、

よりデニムパンツのディテールを落とし込んだバギーパンツ。

深い2タックで全体のワイドシルエットの輪郭を構築しながら、腰回りのシルエットと裾にかけて広がるシルエットが特徴。

 

 

生地はヴィンテージ加工を施した12.5ozの岡山産デニム。

色落ちとアタリが細部まで拘られたものになっています。

 

 

人間の生活に不可欠な'Eat,Sleep,Dress'(食う、寝る、着飾る)がパッチにドローイングされています。

 

 

今回はセットアップアイテムを紹介いたしましたが、

その他にもコート、マフラー、パンツ様々なアイテムが入荷しています。

「DIVE INTO WINTER FEAST」

シンヤコヅカの世界をお楽しみください。

 

Retikle オカモト


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2024.10.04 Friday