INFORMATION
【INNAT × WILD THINGS】 2026AW。日本の「BORO」文化とミリタリーウェアが交差する一着。
RETIKLEです。
今回は、10月17日(土)より発売となる、INNAT(インアット)とWILD THINGS(ワイルドシングス)のコラボレーションアイテムをご紹介します。
ミリタリーウェアやアウトドアウェアには、長い年月をかけて磨かれてきた機能美があります。
寒さを凌ぐための構造、動きやすさを考えたパターン、必要なものを収納するためのポケット。
そこには装飾とは異なる、使うために生まれた美しさがあると思います。
今回のコラボレーションは、そうした機能的な衣服をINNATの感性で再構築したもの。
着想源のひとつとなったのは、日本の「BORO(ぼろ)」に見られる、布を継ぎ接ぎしながら使い続ける文化です。
使い込まれた布の表情を、新しい衣服の中にどう表現するのか。
ミリタリーアウターとしての機能性と、古布のような味わい深さ。
その両方が詰め込まれた一着をご紹介します。
【ブランド・コラボレーション紹介】
― INNAT × WILD THINGS ―
東京発のユニセックスブランド、INNAT。
ミリタリーやワークウェアを背景に持ちながら、衣服を日常の中で心地よく楽しむための、独自のバランスを大切にしているブランドです。
一方のWILD THINGSは、アメリカ発のアウトドアブランド。
アウトドアフィールドで求められる実用性と、ミリタリーウェアにも通じる機能的な設計を背景に持っています。
そんな両ブランドによるコラボレーションは、今回が第2弾。
2026AWでは、WILD THINGSのヴィンテージ「TACTICAL」シリーズから着想を得たフィールドコートが発表されました。
ミリタリーやアウトドアウェアが本来備える機能性を残しながら、素材と加工によって新しい表情を与えています。
機能的な衣服をそのまま復刻するのではなく、今の生活の中で着たくなる服として作り直す。
その考え方が、とても興味深いコレクションです。
【2026AW COLLECTION】
― 日本の「BORO」文化を現代の衣服へ ―

今回のコラボレーションで個人的に最も惹かれたのが、この生地の表情です。
日本には、傷んだ布を繕い別の布を継ぎ足しながら、ひとつの衣服や道具を長く使い続けてきた歴史があります。
その積み重ねによって生まれる、色の違いや生地の重なり、縫い目の跡。
「BORO(ぼろ)」という言葉からは、そうした時間の蓄積が感じられます。
今回のINNAT × WILD THINGSは、その継ぎ接ぎの文化を着想源のひとつとし、現代の素材加工によって表現しています。

表地に使用されているのは、コットンナイロンのリップストップとタフタ。
異なる素材をパッチワークで組み合わせ、顔料プリントを施したうえで、縫製後に製品全体へボールバイオ加工を行っています。
この工程によって、生地ごとに異なる風合いや、縫い合わせた部分に生まれる自然なあたり感を引き出しています。
単に古着のような色合いに仕上げるのではなく、素材の違いや接ぎ目そのものを、服の表情として生かしているわけです。

新しい服なのに、ずっと以前からそこにあったような佇まい。
けれど、古いものをそのまま再現したわけでもない。
この相反する感覚が、今回のコラボレーションの大きな魅力だと思います。
特に今回RETIKLEで展開するBlackは、色数を抑えた中で、生地の切り替えや加工による濃淡が際立つカラーです。
黒いアウターでありながら、単調には見えない。
近づいて見るほど、細部の表情を楽しめる仕上がりです。
【ITEM DETAILS】
PADDED TACTICAL FIELD COAT
INNAT × WILD THINGS
PADDED TACTICAL FIELD COAT
Color : Black
Size : S / M
Price : ¥121,000-
Material : Cotton 70% / Nylon 30%
Lining : Nylon 100%
Padding : Polyester 100%(PRIMALOFT®)
INNAT10-WT01

デザインのベースとなっているのは、WILD THINGSのヴィンテージ「TACTICAL」シリーズに属する「TACTICAL - TRANSPORT PARKA - FIRE RETARDANT」。
そこに、LEVEL7 ECWCS PRIMALOFT JACKETの構造やディテールを取り入れています。
軍用の防寒衣料として発展してきた、機能性を重視した衣服の設計。
それをINNATが独自のバランスで再構築することで、ミリタリーアウター特有の迫力を持ちながらも、日常の服として楽しめる仕上がりとなっています。
まず目を惹くのは、たっぷりとした身幅と、立体的なフード。
十分なボリュームがありますが、単に大きいだけではない、構造によって形づくられたシルエットが印象的です。

機能面で注目していただきたいのが、脇から袖下にかけて設けられたファスナー式のベンチレーションです。
ファスナーを開閉することで、衣服内の熱を逃がし、温度調整を行うことができます。
屋外ではしっかりと防寒したいけれど、建物の中に入ると少し暑くなる。
冬場には、そうした場面も少なくありません。
こうした日常の温度変化に対応できるのは、機能的なアウターならではの魅力です。
デザインとしての迫力だけでなく、実際に着る人の動きや環境まで考えられていることが分かります。

後ろウエストにはコードが通されており、前側のコードストッパーによってシルエットの調整が可能です。
M-65フィッシュテールコートを思わせる、ミリタリーウェア由来のディテールです。

個人的には、この仕様も面白いところです。
ウエストを絞らずに着れば、生地のボリュームをそのまま生かしたシルエットに。
少し絞れば、身頃の形が変わり、また異なる印象を楽しめます。
ひとつの服の中で、着方によって表情を変えられる。
機能性を持たせるためのディテールが、そのまま着こなしの楽しさにもつながっています。

今回のコートには、INNATらしい遊び心のあるディテールも随所に取り入れられています。
胸元には、勲章をモチーフとした手書きメッセージ刺繍のワッペン。
ベルクロによる着脱式になっており、好みに応じて付け外しが可能です。
ミリタリーウェアに見られる記章という要素を取り入れながら、手書きのメッセージによって、どこか親しみのある表情を生み出しています。
袖にはコンセプト刺繍を配置。

そしてWILD THINGS × INNATのロゴ刺繍パッチが施されています。
機能性を追求したミリタリーアウターの中に、こうした個人的なメッセージや手仕事を思わせる要素が加わる。
無骨なだけでは終わらない、INNATらしい柔らかさを感じる部分です。
すべてを主張するのではなく、よく見ると気づくディテールがいくつもある。
このコートは、そうした発見も楽しんでいただきたい一着です。

今回RETIKLEでセレクトしたのは、Black。
素材加工による複雑な表情と、ミリタリーウェアらしい立体的なシルエット。
それだけでも十分に存在感があるため、個人的には、ほかのアイテムをシンプルにまとめたくなります。
例えば、黒やチャコールのパンツに、チェックシャツ。
色数を抑えた組み合わせでも、コートの素材感とボリュームによって、単調にはならないはずです。
一方で、綺麗なスラックスやシャツに合わせるのも面白いと思います。
ミリタリーアウターだからといって、必ずしもワークウェアやカジュアルなアイテムだけでまとめる必要はありません。

ボリュームのあるコートと、すっきりしたインナー。
加工感のある生地と、端正なトラウザーズ。
そうした異なる要素を組み合わせることで、このコートの魅力がより際立つ気がします。
そしてウエストのコードを使ったり、胸元のワッペンを取り外したりと、着方に合わせて少しずつ表情を変えてみる。
一通りの着方だけで終わらせず、長く付き合いながら、自分なりの着方を見つけていただきたいと思います。

新品の服には、新品ならではの美しさがあります。
一方で、長く使われた衣服にはその時間を経て初めて生まれる表情があります。
今回のINNAT × WILD THINGSは、そのふたつの価値を改めて考えさせてくれる一着です。
日本の「BORO」文化を着想源とした、継ぎ接ぎや加工による素材表現。
そして、ミリタリーウェアが培ってきた実用的な構造。
どちらか一方だけでも成立する要素を、ひとつの衣服の中に共存させているところに惹かれます。
服としての面白さがあり、機能性も備わっている。
けれど、だからといって難しく考える必要はありません。
まずは袖を通してみて、この生地の表情や、ボリュームのあるシルエットを楽しんでいただけたらと思います。
写真だけでは伝わりきらない、細かな加工や縫い目の表情も、ぜひ実物でご覧いただきたいところです。
2026年10月17日(土)12:00より発売開始。
店頭・オンラインストアにて、ぜひご覧ください。
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RETIKLE 8th Anniversary 10.10(Sat.)-10.12(Mon.) 8周年イベントのお知らせ。
10月8日、RETIKLEは8周年を迎えます。
いつも店に足を運んでくださる皆様、
オンラインストアをご利用くださる皆様、
そしてRETIKLEに関わってくださるすべての方へ。
心より感謝申し上げます。
今年の周年は、これまでとは少し違った気持ちで迎えています。
昨年12月の火災から約9ヶ月。
9月19日に、ようやく実店舗での営業を再開することができました。
店を開けられなかった時間があったからこそ、服を並べ、お客様を迎え、一緒に服を選べる日々が、決して当たり前ではないことを感じています。
またこの場所で8周年を迎えられること。
そして、その節目を皆様と一緒に過ごせることを、本当に嬉しく思います。
今回の周年は、支えていただいたことへの感謝を伝えるとともに、
これからのRETIKLEでどんな時間をお届けしていきたいかを、
感じていただける機会にしたいと考えました。
10月10日(土)・11日(日)・12日(月)の3日間、
LICHT ADELの新作受注会
kujakuの別注アイテム発売
そして3名のデザイナーをお迎えする周年イベントを開催いたします。

LICHT ADEL 新作受注会
期間中は、LICHT ADELの新作受注会を開催いたします。
デザイナーの土師氏には、10月10日・11日・12日の全3日間、
店頭に在廊していただきます。
実際に触れ、袖を通すことでわかること。
作り手の話を聞いて、初めて気づくこと。
なぜこの素材を選び、どのような形に仕上げたのか。どんなふうに着て、付き合っていけるのか。
気になることを直接聞きながら選ぶ時間も、受注会ならではの楽しみだと思います。
LICHT ADELの服をすでにお持ちの方にも、今回初めて触れる方にも、新作をじっくりとご覧いただけたら嬉しいです。

kujaku 別注アイテム発売
周年に合わせて、10月10日(土)よりkujakuの別注アイテムを発売いたします。
さらに、10月10日・11日の2日間は、デザイナーの西坂氏を店頭にお迎えします。
別注アイテムをご紹介する機会に、作り手にも立ち会っていただけることを、とても嬉しく思っています。
形や素材を自分の目で確かめるだけでなく、その背景についても直接話を聞いてみる。
そうすることで、気になっていたアイテムの見え方が変わったり、自分なりの楽しみ方が見つかったりするかもしれません。
この節目にお届けするkujakuの別注アイテムを、ぜひ店頭でご覧ください。
アイテムの詳細はまたInstagram等でお知らせいたします。

Blanc YMの宮内氏も、店頭にお迎えします
今回はBlanc YMのデザイナー・宮内氏にも、10月10日に在廊していただきます。
10日は、LICHT ADELの土師氏、kujakuの西坂氏、Blanc YMの宮内氏の3名が店頭に集まります。
普段店では私自身が服についてお話ししていますが、
今回はその服を作っている本人と直接お話しいただけます。
服作りについて聞いてみるのも、
いつも着ている一着の感想を伝えるのも、
気になった服を前に一緒に話すのも。
難しく構えずいつものように服を見ながら、会話を楽しんでいただけたらと思います。
9年目も、服に出会う面白さをこの場所で
RETIKLEが大切にしているのは、「先入観のないファッション」です。
いつもの好みに合う服だけでなく、最初は少し距離を感じた服にも手を伸ばしてみる。
着てみたり、話を聞いたりすることで、自分の「好き」が少し広がっていく。
そんな出会いをつくれることが、セレクトショップの面白さだと思っています。
新しくなった店でも、その面白さをもっと伝えていきたい。
今回の周年イベントには、その思いも込めています。
8年続けてこられたことへの感謝と、もう一度店を始められた喜びを、これからの店作りにつなげていきます。
いつも来てくださる方も、
再オープン後まだお会いできていない方も、
今回初めてRETIKLEを知ってくださった方も、
ぜひ気軽にお立ち寄りください。
服を見て、着て、話して。
皆様と一緒に、9年目の始まりを楽しめたら嬉しいです。
10月10日・11日・12日、新しいRETIKLEでお待ちしております。
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RETIKLE 8TH ANNIVERSARY
開催日
2026年10月10日(土)・11日(日)・12日(月)
開催内容
LICHT ADEL 新作受注会
kujaku 別注アイテム発売:10月10日(土)より
デザイナー在廊日
LICHT ADEL/土師氏:10月10日(土)〜12日(月)
kujaku/西坂氏:10月10日(土)・11日(日)
Blanc YM/宮内氏:10月10日(土)
(予定は変更になる場合があります)
会場
RETIKLE
岡山県岡山市北区駅前町2-2-22
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【HIDAKA】2026AW “Vehicle Relics”。見慣れた景色を、身につける。
RETIKLEです。
今回は、HIDAKA(ヒダカ)の2026AWコレクションをご紹介します。
アクセサリーを選ぶとき、形や素材と同じくらい気になるのが、そのデザインがどこから生まれたのか、ということ。
もちろん、最初は見た目が好きという理由でいいと思います。
けれど、背景を知ったことで、もう一度じっくり見たくなるものもあります。
HIDAKAのジュエリーは、まさにそのような存在です。
格好いいと思って手に取ったものが、実は思いがけないものをモチーフにしている。
それを知ると、さっきまでとは少し違って見える。
今季の新作を中心に、その発想と、普段の服への合わせ方をご紹介していきます。
【ブランド紹介】
―Discovery to existing intellect。既知への発見。―
HIDAKAは、日高俊が手掛けるブランド。
文化服装学院とここのがっこうで学び、2017年春夏コレクションからブランドとしての展開をスタートしました。
コンセプトに掲げているのは、「Discovery to existing intellect(既知への発見)」です。
日常の中で見過ごしてしまう素材や形を、別の用途や組み合わせで捉え直す。
ヴィンテージの時計や身近な道具など、既にあるものに新しい価値を見いだしていく姿勢が、ブランドのモノ作りに繋がっています。

ただ、発想の面白さだけで選んでほしいわけではありません。
モチーフを知らなくても、ひとつのアクセサリーとして身につけたいと思えること。
そして、知ってからは、もっと愛着が湧いてくること。
RETIKLEでは、その両方を大切にしながらご紹介したいと思っています。
【2026AW COLLECTION】
Vehicle Relics


スーパーカブのライト、車のサイドミラー、雨上がりの路面に残るタイヤの跡。
乗り物とその周囲にある形や風景が、ジュエリーのモチーフになっています。
乗り物の全体ではなく、ライトの並び方やミラーの輪郭に目を向ける。
さらに、乗り物が通った後の痕跡まで拾い上げる。
その視点が、HIDAKAらしくて面白い。
普段なら通り過ぎてしまう形も、指輪やネックレスになって目の前に現れると、こんなに魅力的だったのかと気づかされます。
車やバイクに詳しくなくても、難しく考える必要はありません。
石の色が好き。
黒い面の形が気になる。
表面に刻まれた柄を、もう少し近くで見てみたい。
まずは、そのくらいの入り方でご覧いただければと思います。
【ITEM DETAILS】
Cub Ring


最初にご紹介するのは、Cub Ring。
HONDA Super Cubのヘッドライト構成をもとにした、シルバー925製のリングです。
ストーンにはモアサナイトを採用し、ボディには手作業でヘアライン仕上げを施しています。

中央の大きな石と、その両側に配された小さな石。
モチーフを知ってから見ると、この並び方にも納得がいきます。
ただ、乗り物をそのまま小さくしたような見え方ではありません。
個人的には、石を使ったリングとしての華やかさが先に伝わってくるところに惹かれます。
ここは、ほかのアクセサリーを足しすぎず、ひとつで見せたいところです。

服だけなら控えめな組み合わせに、手元で色をひとつ加える。
どちらを選ぶかでも、着こなしを考える楽しみが変わりそうです。
服で鮮やかな色を取り入れるのは少し難しいという方にも、このくらいの面積から試していただけたらと思います。
Cub Pendant

同じスーパーカブのライトをモチーフにした、Cub Pendant。
こちらもシルバー925とモアサナイトを使用。
ライトの輪郭と配置を取り入れながら、ボディの曲線で車体の丸みを表現しています。
リングとペンダント。
同じモチーフでも、指先に置くか、胸元に置くかで、合わせたい服は変わってきます。
こちらはまず、無地のトップスに合わせて、ペンダントの形をそのまま見せたいと思います。

チェーンには、ダイヤモンドカットを施したカーブチェーンを採用。
留め具にはhロゴの刻印が入り、全長は50cmです。

黒いニットの上に重ねる。
シャツのボタンを少し開けて、その内側に合わせる。
個人的には、最初からリングと揃えるよりも、まずは普段の服に一本だけ足してみたい。
その上で、このモチーフをもっと楽しみたくなったら、手元にも取り入れる。
そうやって少しずつ組み合わせていくのもよさそうです。
Side Mirror Signet/Onyx

続いては、車のサイドミラーをモチーフにしたリングです。
シルバー925のボディに、オリジナルカットの天然石オニキスをセット。
鏡の部分を黒い石の面に置き換え、サイドミラーの輪郭をシグネットリングのトップへ落とし込んでいます。

このリングは、まず形を見ていただきたい。
きれいな楕円でも、整った四角でもない。
斜めの線を含んだ輪郭が、黒い石によってはっきりと現れています。
色の組み合わせは抑えられているのに、形には少し引っかかりがある。
そのバランスがいいと思います。

普段の装いに何か加えたいけれど、華やかな石や装飾は少し違う。
そういう方にも、一度試していただきたいリングです。
サイドミラーという背景を知らずに選んでもいい。
後から知って、「なるほど」と思えるくらいの距離感も、このデザインには合っている気がします。
Skid Signet


こちらは、乗り物そのものではなく、その後に残るものから。
雨上がりのコンクリートに残った、濡れたタイヤの跡。
その軌跡を、シルバー925製のシグネットリングに取り入れています。
トップには模様をレリーフ状に彫り起こし、光の当たり方によって陰影が生まれる仕上がりです。

石を使ったリングとは違い、こちらは金属の表面をじっくり見たくなります。
タイヤの跡と聞かなければ、抽象的な模様にも見える。
けれど、そこに見慣れた風景が隠れていると分かると、少し親しみが湧いてきます。
地面に残っていたものを、手元の装飾として眺める。
今季の中でも、HIDAKAの視点を感じやすい一型だと思います。

個人的には、デニムやワークパンツを穿く日に合わせたい。
ただ、服までモチーフに寄せる必要はありません。
ジャケットやスラックスに合わせて、このリングだけ少し違う背景を持っている、という着方にも惹かれます。
まずは一本だけつけて、トップの表情を楽しんでいただきたいリングです。
Signal Tennis Necklace

こちらは、形ではなく、光の色から生まれたネックレスです。
シルバー925のチェーンに、ジルコニアを連ねたデザイン。
車両灯や信号の発光を想起させる配色で、2026AWのテーマを表現しています。
全長は45cmです。

クリアな石の連なりに、アンバーカラーが入る。
写真を見ていると、その部分が小さな灯りのようにも感じられます。
テニスネックレスの華やかさは気になるけれど、綺麗にまとまりすぎるのは少し違う。
そういう気分に、この配色を合わせてみたいと思います。

黒いトップスで色を際立たせるのもいいですし、ブラウンやベージュの服に合わせてみるのもよさそうです。
個人的には、まずは普段着ているカットソーに一本だけ。
特別な日のためにしまっておくよりも、日常の服に合わせながら、
自分にとってちょうどいい見せ方を探していただきたいネックレスです。
【Ring Watch Series】
時計を、指につける。

〈Vehicle Relics〉の新作とあわせて、リングウォッチもご紹介します。
時計のように見える装飾ではなく、実際に針が動く、指につける時計。
リングとして身につけながら、時計としても使えるシリーズです。
見慣れた時計でも、つける場所が手首から指へ変わるだけで、ずいぶん新鮮に感じます。
時計として選ぶか。
リングとして選ぶか。
どちらかに決めなくてもいいところが、このシリーズの面白さだと思います。
Facet Ring Watch


数字を省いた文字盤に、面を立てたガラス。
八角形のケースの外周には、ジルコニアが配されています。
こちらは、ジュエリーとしての華やかさを楽しみたいモデルです。
ゴールドを普段あまり身につけない方も、まずはこれひとつから。
服は控えめにして、手元だけ少し飾るくらいがよさそうです。
E/W Ring Watch


横長のケースを採用したE/W Ring Watch。
時計の文字盤を横向きの構成で見せるデザインです。
ケースの向きが変わると、手元とのバランスを確かめてみたくなります。
まずは一本だけつけて、鏡の前で全身と一緒に見てみる。
小さなアイテムですが、服との組み合わせまで含めて選びたいモデルです。
Ghost Ring Watch



Silver/Silver・Silver/Green・Silver/Black
文字盤の表示をロゴのみに抑え、丸みのある形に仕上げたGhost Ring Watch。
個人的には、リングとしての感覚で選びたくなるモデルです。
普段シルバーのアクセサリーをつけている方なら、そのひとつをこちらに替えてみる。
初めてリングをつける方なら、まずはこの一本から。
最初から特別な合わせ方を考えず、いつもの服で試していただきたいと思います。
Legacy Ring Watch


Silver/White・Silver/T-Blue
クラシックなヴィンテージウォッチの意匠をもとにしたLegacy Ring Watch。
見慣れた腕時計のデザインを、指につける大きさに置き換えています。
時計らしい表情を楽しみたい方には、こちらも見比べていただきたい。
少しきちんとしたシャツやジャケットに合わせて、その中に小さな違和感を加える。
そんな取り入れ方をしてみたくなります。

今回ご紹介したリングウォッチは、いずれもステンレス製。
伸縮するベルトによって、目安として8〜17号程度に対応しています。
電池交換ができ、リューズを引いて回すことで時刻を調整する仕様です。
同じリングウォッチでも、形と文字盤の違いで選ぶ楽しみがあります。
是非見た目の好みと、実際につけたときのバランスの両方から、ご覧いただければと思います。

新しい季節だからといって、服を一式変える必要はないと思っています。
いつものシャツに、リングをひとつ。
着慣れたニットに、ネックレスを一本。
まずは、そこからでもいい。
気に入ったものがひとつ加わることで、今まで着ていた服にも、また別の合わせ方を考えたくなる。
アクセサリーには、そういう楽しみがあります。
今回のHIDAKAも、モチーフの面白さだけでなく、普段の服と一緒に見ていただきたいと思います。
石の色、金属の表情、手元に置いたときの形。
是非気になるものからお試しください。
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【新規取扱】Shuzo Matsuhashi(シュウゾウマツハシ)26AWコレクション。素材と着方から考える、生活者の服。
RETIKLEです。
今回は、新しく取り扱いをスタートしたブランド、
「Shuzo Matsuhashi(シュウゾウマツハシ)」をご紹介します。
シャツを着る。ニットを重ねる。パンツにベルトを通す。
普段、あまり意識せずにしていることですが、その何気ない動作から、服の新しい見え方が生まれることがあります。
Shuzo Matsuhashiの服には、そうした発見があります。
素材の背景と、形やディテールに込められた工夫。
今回は、入荷したアイテムと一緒にお伝えしていきたいと思います。
―生活者の服。衣服と体の関係。―
生活者の服。
衣服と体の関係。
アンダーウェアやワークウェア、日常的な衣服だったり動作だったりがベース。
ほとんどの人が日常的にやっていることの延長。
Designer 松橋 脩造
2016年 UAL Chelsea College of Artsへ交換留学。
2018年 多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻卒業。
YANTORでアシスタントを経験した後、2019年からUniversity of Applied Arts ViennaでLucie, Luke MeierやGrace Wales Bonnerの元、ファッションデザインを専攻。
古着を用いた”Re-craft Series”はSwarovski Foundationによる支援を受ける。
2023年インターンとして当時J.W Andersonが指揮をとるLOEWEニットウェアデザインチームに加わる。
2025年フランスと日本をベースに自身のブランドを開始。
【2026AW COLLECTION】
新しいブランドの服を見るとき、まずはその世界観を一式で着てみたくなることもあります。
もちろん、それも楽しい。
ただ、RETIKLEでは、今まで着てきた服とどう合わせるかも、同じくらい大切にしたいと思っています。
着慣れたパンツに、ニットだけを替えてみる。
いつものカットソーの上に、コートを羽織ってみる。
そのくらいの入り方でもいい。
素材の産地や作り方を知ると、服を見る楽しみは深まります。
けれど、最後には「今日はこれを着たい」と思えるかどうか。
背景を知る楽しさと、日々着る楽しさ。
どちらも大切にしながら、選んでいただきたいコレクションです。
【ITEM DETAILS】
Draped Coat in Montafoner Wool

オーストリア・Montafon地方の羊毛を使い、日本で織り上げたツイル生地を採用しています。
デザイナーがウィーンで学んでいた頃から、好んで使い続けている素材です。
羊毛は農家から直接取り寄せたもの。
染色はせず、羊の毛が持つ色をそのまま生かしているため、シーズンによって色味にも少しずつ違いが生まれます。

色を染めて揃えるのではなく、もともとある違いを服の表情として残す。
素材の話を聞くと、写真に写る色の濃淡も、もう一度じっくり見たくなります。
そして、このコートで素材と同じくらい見ていただきたいのが、後ろ姿です。


動きのある形を目指したパターンによって、背中には大きなドレープが生まれています。
裏地には、後ほどご紹介する「Shirt in Cotton Wool」と同じコットンウールを使用しています。
原毛の素朴な表情に、布が流れるような形。
この組み合わせが、とてもいいと思います。
野性味のある素材だからといって、着方まで無骨にまとめる必要はありません。
個人的には、黒のニットとすっきりしたパンツで、コートの形をそのまま見せたいところです。
前を開けたときと、閉じたとき。
正面から見たときと、少し横を向いたとき。
ぜひ鏡の前で、いくつかの角度から確かめていただきたい一着です。
Shirt in Cotton Wool

続いては、コットンウールのシャツです。
浜松で織り上げた、コットン88%・ウール12%のタイプライター生地を使用。
洗いをかけ、芯地はふらしで仕立てることで、自然なふくらみのある表情に仕上げています。
シャツを着たいけれど、きちんとしすぎるのは少し違う。
そんな日に、このアイボリーを選びたくなります。
襟のある服としての端正さは残しつつ、生地のシワまで楽しみながら着る。
まずは裾を出して、普段のパンツに合わせるくらいがよさそうです。


細やかな運針に、前ウエストを細く取った身頃。
そして、カフスが内側へ傾くように設計された袖。
柔らかな生地の雰囲気の中に、こうした細部の工夫が重ねられています。
目立つ装飾があるわけではありません。
そのぶん、袖を通したときの形を丁寧に見てみたくなります。
個人的には、少し太さのあるスラックスに合わせたい。
ボタンを上まで留めるか、ひとつ開けるか。裾を入れるか、そのまま出すか。
何かを足す前に、まずは一枚のシャツの中で、その日の着方を探してみてください。
Belt Slit Knit in Mérinos d'Arles


こちらは、ベルトと一緒に考えていただきたいニットです。
フランス・アルル地方のウール糸を使い、日本で編み立てています。
膨らみのある、もちっとした表情と、落ち感のあるシルエットが特徴です。

中央には、パンツのベルトを通すためのスリットが設けられています。
ニットを着たら、その下にベルトが隠れる。
普段ならそれで終わるところを、着方の工夫に変えているのが面白い。
ニットそのものに大きな装飾を加えるのではなく、手持ちのベルトが、服の見え方に関わってくる。
こうした考え方に惹かれます。


まずは、普段使っているベルトで試してみてください。
細いベルトで控えめに見せるのか。
少し存在感のあるバックルを合わせるのか。
同じネイビーのニットでも、合わせるものを考える楽しみが広がりそうです。
もちろん、毎回ベルトを見せる必要はありません。
そのまま着る日があってもいいし、今日は少し変えたいと思ったら、スリットを使ってみる。
ひとつの着方に決めつけず、付き合っていきたいニットです。
Cable Knit in Mérinos d'Arles

同じく、フランス・アルル地方のウール糸を日本で編み立てたケーブルニットです。
膨らみのある素材に、大小のケーブルが複雑に絡み合う編み柄。
左右対称に整えるのではなく、有機的な動きを残した、非対称の構成になっています。

ケーブルニットという、見慣れた服。
けれど、柄を目で追っていくと、思っていたところに同じ形が現れない。
この、少しだけ予想から外れる感じが好きです。
遠くから全体を見て、近づいて編み柄を見る。
写真でも、ぜひ両方の距離でご覧いただきたいと思います。
合わせるなら、まずは無地のパンツで。
ニットの編み柄を見せるように、ほかの部分はシンプルにまとめたいところです。
先ほどのアイボリーのシャツを重ねて、襟元に少し明るさを足すのもよさそうです。

柄のある服だからと、特別なコーディネートを考えすぎなくてもいい。
手持ちのグレーのニットと同じ感覚で合わせてみて、
そのうえで、編み柄の違いを楽しんでいただけたらと思います。
Bracelet Knit in Wool

最後にご紹介するのは、Bracelet Knit。
Super120sのウール糸を使い、日本で編み立てたセーターです。
紳士服に使われるような、細く柔らかなウールの表情が特徴となっています。
こちらは、ぜひ袖口までご覧ください。

袖のリブとの境に、小さな刺繍が入っています。
刺繍は、置く位置が変わることでアクセサリーのようにも見える。
そんな発想を反映したディテールです。
大きく柄を入れるのではなく、手元に小さなポイントをつくる。
服全体の印象を変えてしまうほどではないけれど、着ている本人はそこを気に入っている。
そういう服との付き合い方も、いいものだと思います。

ずは一枚で、手元を見せて着たい。
少し季節が進めば、ジャケットやコートの中に合わせて。
そのときも、袖口をどのくらい見せるか、少し気にかけてみてください。
普段はニットの色や形から選ぶ方にも、今回は「この袖口が好きだから」という選び方をしていただけたら嬉しいです。

素材から選んでもいい。
形が気になって、袖を通してみてもいい。
ブランドの背景を知ることは楽しいですが、それが服を選ぶ条件にならなくてもいいと思っています。
まずは、いつもの自分の服と一緒に考えてみてください。
着てみて気になったところを、もう少し見てみる。
なぜこうなっているのか、店で話してみる。
Shuzo Matsuhashiは、そうやって少しずつ知っていただきたいブランドです。
店頭では、素材の違いや細かなつくりも含めて、ご紹介できればと思います。
ぜひ、気になる一着からお試しください。
Retikle オカモト
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【新規取扱】m's braque (エムズブラック) 26AWコレクション。定番バギーパンツ・ジャケットが入荷
RETIKLEです。
今回は新ブランドのご紹介。
2026AWシーズンから新しくRETIKLEにて取り扱いをスタートするブランド
「m's braque(エムズブラック)」についてのご紹介です。
ーモードとクラシックの間のリアルクロージングー
フランスのパリから発信する日本のファッションブランド。テーラリングをベースにしながら、艶や色気と共に 独特の抜きが内在。日本の職人技術を取り入れたり、新しいステッチを試みるなど、途切れることのない創作への意欲。表層的なデザインだけでなく、カッティングや流れる曲線を大切に、 着心地とデザインを両立。その圧倒的な背中の美しさ、こだわった物造りを追及し、独自のスタイルを提案。
Designer 松下 貴宏
独学でパターンを学び、日本のセレクトショップでマスターパタンナーとして活躍。 2000年にフランスへ渡り、パリにアトリエを構える。 現在も自らの手でパターンを引く、数少ない職人肌のベテランモデリスト。2025年春夏シーズンで、ブランド創設から25周年を迎える。
【2026AW COLLECTION】
今季おすすめのセットアップスタイル
ジャケットを着るのに、特別な理由はいらないと思っています。
仕事で必要だからでも、どこかきちんとした場所に出かけるからでもなく、
今日はこれを着たいから着る。
いつものカットソーに羽織って、いつもの靴で出かける。
ただ、そういう着方をしたいからといって、ジャケットらしい格好良さまでなくなってしまうのは惜しい。
今回ご紹介するセットアップは、そんな気分に丁度良く収まってくれるのではないでしょうか。

今回のジャケットとパンツには、共通して紡毛ネップ糸を使ったツイードを採用しています。
遠目には無地に近く見えますが、近づくと細かなネップが浮かび、表面に奥行きが現れる生地です。
こういう生地は、合わせるものを考えるのも楽しい。
まずは無地のカットソーで、生地そのものを見せる。
あるいはプリントTシャツを合わせて、ツイードの端正さを少し崩してみる。
せっかく表情のある素材なので全身をきれいにまとめすぎず、
どこかに普段の自分の服を残して着たいところです。
【ITEM DETAILS】
SINGLE-BREASTED 2BUTTON
COMFORT-FIT LINED JACKET

今回のセットアップの主役となるジャケット。



このジャケットは、定番のコンフォートジャケットをベースに、肩パッドを加えたモデルです。
直線的なパターンによる着物を思わせるドレープとゆとりを残しながら、
肩にはテーラードらしい輪郭を持たせています。
袖はシャツのような平付けの仕様で、腕を動かすためのゆとりも確保しています。
リラックスしたジャケットを作るために、ただ構造を省いていくのではなく、あえて肩パッドを加える。
この考え方が面白い。
気軽に羽織りたいけれど、鏡を見たときにはちゃんとジャケットを着ている満足感がほしい。
その両方を求めることは、決して矛盾しないのだと思います。
個人的には、前を開けて、黒のカットソーにさらっと羽織るくらいから始めたいです。
襟元に何かを足すよりも、まずはジャケットそのものの形を楽しみたい。
少し寒くなれば薄手のニットに替えて、さらに季節が進めばタートルネックに。
着るための予定を作るより、普段の服の上に重ねていくイメージです。
TUCKED BAGGY PANTS

合わせるパンツは、10年以上続くブランドの定番モデルです。
ドレスパンツの仕立てを基本に、フロントには2本のタックを配し、股上は深めに設定。
ポケットの袋布には、m’s braqueオリジナルのタイポグラフィー柄が使われています。
外から見える形だけでなく、内側にもブランドらしさが残されています。



ジャケットに合わせるパンツとしても、単体で穿くパンツとしても、
今回はこのバギーを楽しんでいただきたいです。
セットアップで着るなら、裾と靴のバランスを少し変えてみるのもよさそうです。
革靴に裾を軽く乗せるのか、スニーカーに少しためて穿くのか。
上に何を着るかだけでなく、足元をどう見せるかでも、自分なりの着方が見つかると思います。
パンツだけの日には、着慣れたスウェットや少し大きめのシャツを合わせたい。逆に、ジャケットだけをデニムに合わせる日があってもいい。
上下を揃えたからといって、いつも一緒に着る必要はありません。
それぞれを手持ちの服と混ぜながら、ときどきセットアップに戻る。
そのくらいの付き合い方が理想です。
ジャケットだからこう着る、ツイードだからこう合わせる。
そうした決まりを先に置かず、いつもの服と一緒に考えてみてください。
m’s braqueの取り扱いは、今シーズンから。
まずはこのセットアップを入口に、少しずつご紹介していきたいと思います。
Retikle オカモト
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