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【roundabout】2021SS New Arrival.
Retikleです。
昨年から未だ変わらずコロナウイルスの猛威は勢いはなかなか失う事はなく、
5月から岡山でも非常事態宣言が出て、夜も静かなものになっております。
そんな中でも当店は対策をしながら日中から元気に営業中。
2021SSもかなり出揃って参りました。
今回はroundabout(ラウンダバウト)の新作をご紹介。

今回はlookbookもコラージュを用いた独特な世界を表現。
こういった世の中を反映したような仕上がりにしつつ、
「ありそうでない」服作りは変わらず。



撥水加工だけでなく、洗濯でも機能が低下しない特殊な防汚加工を施したコットン×ポリエステルのバーバリーを使用。
素晴らしく堅牢な生地にも関わらず柔らかな

40s以降のU.S.NAVYのデッキレインパーカーのフードを取り去ったイメージでのデザイン。
プルオーバーとして現代に昇華されています。
腕周り等の活動域を広げるため、脇の下のマチも特徴的な作りにしており、背中にはアクションプリーツも付いています。
オーバーサイズシルエットで出る生地の凹凸から見える美しい玉虫色も魅力。
これからの季節は雨も増えてくるので、Tシャツ等と合わせて着用もお勧め。


肌に優しいノンホルマリンのダブルガーゼを使用したカットソー。
ベビー衣類にもノンホルマリンというのはよく使われており、
肌への刺激がない非常に優しい生地で、肌触りが良く着心地が抜群。

裁ち切り部分の表情が分かりやすい様に、切り替えのあるフットボールTシャツの型に。
胸、背中の切り替え部分だけでなくアームホールも裁ち切りにしている仕様。
出来るところは全て裁ち切りにしています。


roundaboutはパンツも豊富。
生地への撥水加工だけでなく、撥水性のある糸によって作られたナイロン・タッサーを使用。
特殊な糸を使用した産毛のようなタッチのスパン調ナイロンのため、
合繊素材でありながら天然素材のようなナチュラルな表面感が特徴。
シルエットはヒップを大きく取り、膝から一気にテーパードをかけたデザイン。
タックから美しく広がる形が魅力的です。


玉虫色のような独特の色味・光沢感のあるストレッチコーデュロイを使用したパンツ。

コーデュロイと聞くと秋冬のイメージが強いですが、
往年のサーフスタイルで欠かせなかった素材であり夏のスポーツ用としても用いられていた生地。
通気性の良いサマーコーデュロイを使用しているので春夏に非常に適した生地となっています。
ブランドの象徴的な定番アイテムであるワイドの2タックパンツに乗せ、美しいパンツとして昇華されております。
とにかくこの色の混ざった光沢が美しい一品。


こちらも同生地を使用したコーデュロイショートパンツ。
デザイナーが愛用していたOPのコーデュロイショーツに機能面を追加し、
サイズバランスをワイドに調整したイメージにしています。
ウエストはゴム紐仕様で調整可能。
シャツに合わせるもよし、カットソーに合わせるもよし。
夏には欠かせないアイテム。




軽く耐久性に優れたギザコットンを、更に特殊な紡績技術で撚り合わせたコンパクト紡績交撚糸のジャージーを使用したTシャツ。
キメが細かく滑らかで、毛羽が少なく光沢感があるのが特徴。

このタイプはヴィンテージスウェットの多くに見られる、
かつて生地の縮み防止や汗止めのために取り付けられた首元のガゼットが特徴。
現在の技術ではあまり必要ではないデザインパーツですが、
生地や縫製など、当時とは違う技術を融合させ現代で体現しようという思いでデザインされています。




こちらも同様の生地を使用。
70s頃までのカレッジシーンでよく目にしたチョコチンが首元に付けられたリンガーTシャツで、
チョコチンのパーツについては汗止めや単なるデザインなど諸説ある物で、今ではほぼ見かけないデザイン。
デザイナーのヴィンテージ愛が現れているTシャツとなっています。
リンガーらしく先程のポケットTシャツとはリブやパーツの作りが違うのも魅力。

ヴィンテージを基調としつつ、現代に昇華させた今回のコレクション。
「服」を知っている人が創っている、という事が伝わるデザインが魅力です。
突飛になりすぎずリアルクローズにも適応した美しい服作り。
そんな難しい事を両立させているのがroundaboutというブランドであると思います。
是非ご覧くださいませ。
Retikle Owner オカモト
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【Blanc YM】2021SS Start.
Retikleです。
3月に入り、とうとうBlanc YM(ブランワイエム)の新作が始動。
リリースから早くも非常に大きな反響を呼んでおります。

今シーズンも拘り抜いて開発した生地の美しさは絶品。
パターンもバージョンアップして、シルエットもアイテムによって様々な表現に。
Blanc YMらしさをそのままに更にグレードアップした新作ばかりになっております。
その中で今回は2021SSのキーマテリアルの一つである、スーピマコットンを用いたアイテムたちをご紹介。




Blanc YMでは定番となっているシングル合わせのワイドコート。
一重仕立てでフライフロント、30番手ステッチを採用した縦に綺麗に落ちるオーバーサイズシルエットが特徴的です。
台衿の立体感、衿の大きさ、ポケット仕様、降り伏せ幅など…
微細な積み重ねにより、プロセスがシンプルながら存在感のある一着となっております。




フランス軍のヴィンテージレインシャツから着想を得て誕生したレインジャケット。
所謂軍用フロックコートのデザインで、ナイロンという素材が生まれる前の時代に、雨や霧などにより肩が冷えないようにケープが配された仕様が特徴。
当時のワイルドな仕様を生かしつつ素材、細部の仕様、シルエットなどで現代のベーシックアイテムになるように作成されています。


こちらはアメリカ軍の夜戦防寒用パンツ、M51トラウザーから着想を受けたパンツ。
M51と言えば現代のカーゴパンツの原型ともなっている歴史あるデザイン。
ウエストはアジャスターにて調節が出来、裾、もも周りにはドローコードを配している仕様。
後ろで結んでシルエットを変更する事も可能。
丈は多少通常より詰められ、体型によってシューズにワンクッションするかどうか、というレングスとなっています。

これら全てに用いられているのが、スーピマコットン100%の超長綿を贅沢に使用した、細番手高密度の平織り生地。
高密度ならではの硬さと超長綿の柔らかさ、二つの相反する要素により生まれる個性的なタッチが魅力です。
その生地を10%程の縮絨、塩縮加工をかける事でハリやコシ、半永久的なナチュラルな皺を生み出す事が出来、
綿100%でありながら立体的なアイテムとなっております。
過去のシーズンでも塩縮加工を用いたアイテムはリリースされていましたが、
更にアップグレードさせて今季はリリース。
この生地を使用して作られたこれらのアイテムは、
力強くも繊細な雰囲気を持つプロダクトばかり。

コート、ジャケット、パンツ…
全てに適応させた、計算され尽くしたデザイン。
この細やかなトータルデザインこそがBlanc YMの魅力でもあります。
日常に適しつつ美しさも損なわない。
是非このアイテムたちの魅力を手にとって実感いただけたらと思います。
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【elephant TRIBAL fabrics】2021SS Start.
Retikleです。
2月は何かと中途半端な季節です。
一ヶ月が28日しかなかったり、冬なのか春なのか何とも微妙な気候だったり。
そんな中ですが、新作は続々入荷しております。
今回は21SSが立ち上がったelephant TRIBAL fabricsの新作をご紹介。

今シーズンのテーマは「Ruined Resort」。
廃墟のリゾート地、を意味するこのテーマは、
デザイナーの君塚氏が幼少期に訪れた「行川アイランド」から着想を得ています。
千葉県の房総半島の海沿いに位置し、自然豊かな環境の中フラミンゴショーやバーベキューディナーなど様々なジャンルの催しが行われていましたが、2001年に廃館。
昨年その廃墟となった行川アイランドに訪れた際に様々な思いが去来し、その思いをテーマとしたコレクションになっております。


表面は皺になりにくい、肌触りの良いポリエステルレーヨン生地を使用したファティーグジャケット。
裏面はトロリとした肌触りが特徴のヴィンテージサテン生地にプリントを施した、
オリジナルテキスタイルギャバジンのリバーシブル仕様。


同じくオリジナルテキスタイルのストールは襟内側部分に釦があり、
着脱可能な4WAYアイテム。
表面バック裾部分にはブランドロゴをプリント、裏面サイド裾部分にはアジャスターが付いています。

ファティーグジャケットをリバーシブル仕様にする、という発想も面白く珍しいデザイン。
インポート感があるトロリとした生地も相まって、品のあるデザインに昇華されています。
気分によって印象が違う表裏を使い分けてみましょう。


MA-1、コーチジャケット、トラックジャケット。
この三つのジャケットをドッキングさせたハイブリッドジャケット。
コーチジャケット裾部分にはアジャスターを設置し、シルエットの変更が可能。
左右で袖と着丈のバランスが違うアシンメトリーデザインで、
少しの違和感をコーデにプラス出来るデザイン。

裏地には快適な肌の表面温度と言われる、31°C〜33°Cへとコントロールする素材の「アウトラスト」を使用しています。
2〜30ミクロンという小さなマイクロカプセルの中に入ったパラフィンワックスが、
体からの余分な熱を吸収し、寒くなると蓄えていた熱を放出するという働きによって快適な体感温度へとコントロール。
夏は涼しく、冬は暖かく着用が出来るジャケットとなっています。
幅広いシーズン着用可能。

全てをつなぎ合わせたようなデザインはリメイク物ではありますが、
このデザインを一から作り上げてパターン組みをするのはお見事。
違和感なく全体に昇華させるデザインは、このブランドならではです。



バッグブランド"AMOA"とのコラボレーションアイテム。
パッドを配したキャリーハンドルに、肉厚パッド入りのツインのショルダーストラップ付き。
三つのコンパートメントが施されているので収納性も抜群。

最大の特徴はこの車両用シートベルト。
このベルトを締めた時の感触は何とも言えず快感。
しっかりとホールドされるのでデザインの面白さと機能性も両立。
シートベルトのシンチストラップはベルクロテープで着脱可能です。

パッド入りの背面にはジッパー開閉のノートパソコン用コンパートメント。メインコンパートメントは双方向のジッパーで開閉可能。
小物用コンパートメントのみ、裏地に蛍光イエローを配置。
両サイドにドリンク用、パッチポケットが付いています。
まさに収納性抜群の強力なバックパック。
長くお使いいただけます。

今期のelephant TRIBAL fabricsも興味深いアイテムばかり。
機能性とデザインとしてのポップな魅力を両立させる、希少なブランドであると思います。
着方によって様々な雰囲気に変える事が出来るアイテムを揃えました。
是非ご覧頂きたいと思います。
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"Art book fair" 2021.2/6(Sat.)-2.28(Sun.)

"Art book fair"
2/6(Sat.)-2/28(Sun.)
かつて古書店だったこの土地。
その名残をそのままにRetikleでは服の他に古書も合わせて置いております。
今回"Art book fair"と銘打って、
Retikleだからこそ出来るファッション書籍を集めました。
多くのクリエイターやアーティストに強い影響を与えてきた貴重な書籍。
今なお色褪せない往年のデザイナー、アーティスト、フォトグラファーのアーカイブ。
業界の方々からお寄せいただいた本も多いです。
インスピレーションソースとして、服飾の教材として。
貴重な書籍ばかりです。
インターネットには無いアナログな知の世界に触れてみて下さい。
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【SUGARHILL】2021SS New Arrival.
Retikleです。
大寒波もピークを超え、少し寒さも収まりを見せている今日この頃。
個人的な話ですが、私オカモトも昨日の1月25日に誕生日を迎えまして一つ年を重ねました。
かと言って特に何をしたわけでもないですが、やはり何回迎えても気分が上がるものです。
そんな話はさて置いて、
2021SSシーズンから、新たにSUGARHILL(シュガーヒル)の取扱がスタート致しました。

SUGARHILL
Designer:林 陸也
ニューヨークファッション工科大学(FIT)と武蔵野美術大学を修了。在学中に国内外の有名ブランドで経験を積み、2016年にデビュー。
ブランド名は、FIT在学中に住んでいた、ニューヨークのシュガーヒル地区から名付けられた。
ミリタリーやワークをベースにしつつ、無骨さや尖った要素を中性的にリヴィルドした上質な仕立てのコレクションは、国内外から高い注目を集める。

2019年12月7日 岡山城 The“O.SHIRO” Collectionより引用
2019年に岡山城で行われたGQ JAPANプロデュース「The "O.SHIRO" Collection」のランウェイにも登場したSUGARHILL。
岡山では初の取扱となります。
岡山のモノ作りとも深く関わっているブランドであり、
並々ならぬ拘りを見せるデザインが魅力です。
そんなSUGARHILLから様々なアイテムが入荷。



マキシ丈に近いほどのロングトレンチコート。
襟ぐりから袖付けされたラグランスリーブは、肩の可動範囲や運動量を最大限確保しています。

肩章は垂れるように長く、ガンパッチはベルト付き。
シャンブレー生地で横と縦糸の色を変えており、
光の当たり具合によって色が変化して玉虫色のようになる仕様。
加工により超撥水の性能を持っている生地になっています。

雨が降りかかる背上部のヨークは、2枚の布を縫い合わせてケープ状に設計されています。
左肩にはフラップ付きの隠しポケット、サイドはレースアップの仕様でヴィンテージライクな雰囲気を踏襲。
裏地も鮮やかな玉虫色で、ベントも深く取られてエレガントな動きを演出。
隙のないトレンチコートです。


507XXを元に構築、更に独自のデザインを加えたデニムジャケット。
毎シーズン定番としてリリースしているアイテムで、非常に人気の高いアイテムです。

デニムは岡山・井原のKUROKI textileが手掛けた13.5ozを使用。
リジッドタイプで一切洗いは加えておらず、一から風合いを作って行けるアイテム。
ウエスタンシャツに見られるようなヨークのディティール、
フロントの三重になったプリーツデザインなど一見シンプルな雰囲気の中に細部までの拘りが詰まっています。

背面に施されたシンチバックや、ボタンには第二次世界大戦中にアメリカで製造されたデニムに見られる月桂樹ボタンが使われており、
本格的にヴィンテージデニムのディテールが落とし込まれたデザインとして昇華。
身幅はタイトですがアームホールは広くボリュームがある、
アンバランスな美しさがあるシルエットです。



こちらも同素材のデニムを使用したベルボトムパンツ。
684をモチーフとして制作、ワークウェアのディティールを踏襲しながら、現代的に昇華されたダブルニーパンツ。


SUGARHILLでは初のベルボトムパンツで、
補強のための当て布に加え、アイコニックなワイングラス型ポケットをヒップとコインポケットに配置。
ベルトループはウエストベルトに流し込み仕様。フロントフライのボタンホールを貫通、ステッチの交差などコダワリを見せています。
重厚感を持ちながら経糸のインディゴは芯まで染め切らずに、風合いに優れ経年変化に富んだ生地で、
永く楽しめるデニムとなっています。

ようやく当店でも取扱が実現したSUGARHILL。
デザイナーの林様も非常に素晴らしい方で、展示会で説明いただいた際も物作りへの半端ではない拘りが感じられました。
我が地元である岡山の工場を使っているアイテムも多く、当店でアイテムが置ける事を喜ばしく思います。
是非ご覧頂きたいアイテムばかりです。
更にこれから新作も入荷いたしますので、宜しくお願い致します。
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