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New Brand "METHO" START.
11月も折り返し地点を過ぎ、本日からは三連休。
帰省などで帰られる方が多い季節となってまいりました。
他のショップさまはAW入荷も終わり、一息ついてる頃だと思いますが、
まだまだ当店の秋冬の新作は残っております。
そこで今回テーマとして今季から取扱がスタートした「METHO」(メソ)というブランドについてのご紹介を行います。


METHO
ブランド名の「METHO」は途中という意味合いで、method=方法の”d"を抜いて名付けており、
「すべては途中。あらゆる解決策、方法を得るまでの過程に本質的な学びがある。」をコンセプトにしている。
METHO 緒方淳二 衣服作家
服飾の専門科がある高校に進学し、その時に自身が服を作るのが不得手では無いと気づき、
服への意識が「着る」から「作る」へと変わっていく。
専門学校に進学しメンズデザインとパターンを学ぶ。
卒業後、国産カットソー・ニットメーカーに入社。
パターン作成から縫製を経験。その後、直接消費者と関わる仕事をしてみたいと生活雑貨品の販売職に転職。
生産者の視点では見えない販売という別のデザインがあることを身を以て知る。
その後STUDIO METHOを立ち上げ、オリジナルオーダーブランド「METHO」をスタート。
独立後、STUDIO METHOと、極少量生産での縫製受託をスタート。
このMETHOというブランドは特殊で、普通のようにシーズン毎に量産をしているようなブランドではございません。
服一点一点をデザイナーがパターン、縫製全てを一人で制作している特殊なブランド。
基本はオーダー生産がほとんどですが、
今回は制作した作品からRetikleがアイテムをピックアップして、
店頭に並べる事となりました。
貴重な一点物が多いこのアイテムたちを御覧ください。



フードを被る前提でパターン構成したフードコートで、
口まで覆われるほどのハイネックで保温性にも優れたデザイン。

生地は愛知の名門生地メーカー・葛利毛織のドミンクスの最高級オリジナルフランネルを使用。
ションヘル、またはシャトル織機と呼ばれる日本古来の低速織機で作られたとても希少な生地で、素晴らしく滑らかな生地感。
触れば如何に上質な生地かが、誰にでも伝わるほどの質感。
赤みがかったダークブラウンがヴィンテージを感じさせるような雰囲気を出してくれています。

少し肩を落としたオーバーサイズのシルエットで、袖口も絞る事が可能。
ジャケットの上からのオーバーコートとしての着用もお勧めです。


ジャケットやブルゾンの上から着る想定でアームホールを広めにとったコート。
高密度に打ち込んだコットンツイルを使用し非常にツルリとした滑らかさ。
アタリの出具合やシワ感なども楽しめる生地となっています。

一枚袖のセットインスリーブ仕様で、肩から裾にかけて生地の余白は大きめに。対して首回りは小さく収まるデザインです。
ボタンは三つの仕様で、開き具合によってステンカラーなど様々なシルエットに変えることが可能。
洗濯機での洗いにも対応し、取扱がしやすくオールシーズン着用できるアイテムです。
春までずっと使えます。


名前の「Hollow」とは空洞、窪みという意味。
フランスのモールスキンワークジャケットの形状をベースにしたジャケット。
最大の特徴は首回り、脇、袖下を縫い合わせていないという仕様。


脇と裾部分はボタンが付いており、開閉してシルエットを変えることができます。
ポンチョのように着ることも可能。

ハイネックに出来るボタンも付いており、長いシーズン着用する事が可能。
梳毛のような起毛加工を施したウール生地を使用し、暖かみのある生地感が特徴。
着用者の着方によって印象が大きく変わる、レイヤードに適したシャツです。


こちらもHollowシリーズ。縫い合わせのないディティールで、
ヴィンテージファティーグシャツのような形状のシャツ。

デザイナー曰く「暑いか寒いのかわからない日」に向けて作られたシャツとの事。
空気を孕み通常のシャツには入らないようなシワや形状の変化が非常によく楽しめます。
生地もシルクアセテートでエレガンスな光沢に溢れて動きが出やすい物をチョイス。
生地とパターンの相性が非常に抜群です。



着物を解体し繋げた生地に合わせて、セーターの裁断時に出る残布をリブに活用したMA-1シルエットの再構築リメイクブルゾン。
リバーシブル仕様でどちらの面でも着用する事が可能。

表地は「髭紬」と言われる、高所得者が娯楽で問屋に作らせていたという生地の着物を使用。
飛び出した髭糸の表情が面白く、現代にはない雰囲気を出してくれます。

表地衿部分の無造作に縫い付けられたニットリブが配色も相まって、
非常にいい味を出してくれています。

裏地には浮世絵が描かれた着物を使用。
この裏地をどう見せるかによっても色々と遊べます。

METHOと巡り合ったきっかけは、
たまたまお客様に「METHOが岡山で展示会やるみたいですよ」と聞いた事が始まりました。
まさか岡山で展示会を見る機会があるとはと思い、すぐに予定を空けて見に行きました。
そして並べられたハンドメイドの服たちに魅了されて今に至ります。
そんな体験を是非皆様にも。
どうぞ衣服作家の作品を、手にとってご覧いただければ幸いです。
Retikle Owner オカモト
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